ツボは全身にあり、冷え、やむくみ、腰痛、肩こりなど、体の不調によってそれぞれの場所を刺激をすることで、良い効果があることが分かっています。
ツボとは、人の身体の全身に張り巡らされた神経の重なりあう所を指します。
東洋医学では、エネルギーの通り道を経絡(けいらく)といいますが、この通り道が重なり合う場所がツボです。
エネルギーの通り道が重なり合う場所を刺激してあげることで、うまく通りにくくなったエネルギーを再び通してあげようということですね。
エネルギー(東洋医学では気血(きけつ)といいます)の流れる経絡は、全身に12本あり、ツボ(東洋医学では経穴(けいけつ)といいます)は全身に360余りあります。
ツボは、経絡上にある「気」の出入口で、それぞれ身体の部位や内臓機能と深い関連があります。
ツボを鍼や灸で刺激したり、指などで指圧することで血流を促し、痛みの軽減などの効果を期待します。
鍼灸院のように針やお灸を使わなくても、ご自身でもツボを刺激することで、疲れた体の疲労回復や痛みを和らげることが期待できますので、ぜひチャレンジしてみてください。
難しく考えなくても、ご自身の手でツボを揉みほぐしてもいいですし、指先や市販の指圧棒で押すのもいいで畝。
痛いところは無理に押す必要はありません。
様子を見ながら、板気持ちいいところで構いません。
膝のお痛みにお勧めのツボはこちらです。
- 委中(いちゅう)
- ①まず、いすに腰掛けて、足を少し前に出します。
②膝裏の中心に指を当て、両手でぐっとひざの皿のほうに押しましょう。
③ゆっくり指に力を入れて3~5秒程度で離します。 - 肩井(けんせい)
- 肩のツボです。下を向いた時に出っ張る首の付け根の骨と、肩先の骨を結んだ真ん中あたりにあります。肩が凝ったと感じた時に不意にもみほぐしているかもしれません。
他にもいろいろあります。
- ・大腸兪(だいちょうゆ)、志室(ししつ)、腎兪(じんゆ)・・・腰痛
- ・三陰交(さんいんこう)、太衝(たいしょう・・・冷え
ゆっくりと息を吐きながら「イタ気持ちいい」くらいの強さで5秒間ほど押してみましょう。あまり強く押さずに、気持ちよさを感じるくらいがベストです。