花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎ともいい、原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状がでます。
日本で花粉症を引き起こす植物は、約60種類あり、代表的な植物としてはスギ、ヒノキ、ブタクサ、シラカバ、カモガヤ、オオアワガエリ、などがあります。
花粉症がおきるしくみ
人間の体には、免疫システムがあります。
体内に異物が入ってくると、その異物を攻撃して体の外に追い出そうとします。花粉を異物だと判断してアレルギー反応が起こります。
体内に入ってきた異物を「抗原」といい、アレルギー症状を起こす物質を「アレルゲン」といいます。
- ①アレルゲンである花粉が体内に侵入し、抗体がつくられる
- ②抗体とマスト細胞がくっついて異物だと記憶される
- ③再びアレルゲンが侵入してきたときに、ヒスタミンやロイコトリエンなどの物資を放出します
- ④放出されたヒスタミンなどの物質が、鼻や目の神経や血管を刺激して、花粉症の症状を発症
花粉症の症状
くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみ、涙目、充血、目の異物感ゴロゴロする
眠気、めまい、頭痛、倦怠感、イライラ、集中力の低下
乾いた咳、皮膚のかゆみ、掻痒感、皮膚がピリピリする、顔の腫れ、微熱
花粉症対策
つらい花粉症の対策としては、なるべく花粉に触れないことです。
外出時はマスク、帽子、メガネが有効です。帰宅したら外でついた花粉を玄関の外で払ってから室内へ入りましょう。天気のいい日や午後13~15時の温かい時間帯は花粉が最も飛びやすい時間帯です。天気予報でも花粉の時期には花粉予報などありますので、花粉が飛びやすい日や時間帯を避けてみるのも一考です。
疲れやストレスは、身体の免疫機能が低下するので、バランスの良い食事、十分な睡眠を心がけましょう。